子どもが2歳くらいになってくると、なんだか自己主張が激しくなってきたな。と感じることが出てきます。いわゆるイヤイヤ期の突入です。
例に漏れず我が子たちも2人揃ってイヤイヤ期。2人はタイプが違うので少しタイミングや特徴は違いましたが、共通して困っていたことは着替えの時のイヤイヤ。
朝の時間の無い時に「あの服イヤ、この服じゃない」っていう押し問答だけはやめてほしい…
もちろん仕事していなくても、午前中は家事でバタバタすることが多いと思います。そんな着替えの悩みが一発で解消した方法をご紹介します。
着替えのイヤイヤ ~自分専用のカゴで解決~
前日の夜に、次の日着ていく服を用意するように心がけていました。でも、服を選ぶより遊びたい気持ちが強かったり、枕元に置いていたはずが気が付けば2人の服がぐちゃぐちゃに混ざっていたり。
結局着替えを用意することができなくて朝にバタついたり、2人の服が混ざってどっちが着るかで喧嘩になったり。全くうまくいきませんでした。
そこで解決策として試行錯誤した結果、成功したのが「自分専用のカゴを用意する」でした。
我が家は100均(1つ200円商品)でカゴを1人1つ購入。某会員制大型店のイベントで頂いた名札をそれぞれ付けて、お気に入りキャラクターのシールを名札に貼って、自分だけのカゴ完成です。
前日夜にすること
- パジャマに着替える時に、翌日の服を選んでカゴに入れる
- 靴下も忘れない
- おむつも入れておくと翌朝少しラク
- 洋服の入っている引き出しの上に戻す
当日朝にすること
- カゴをそれぞれの寝てる近くに持っていく(子ども自身で出来るならその方が良い)
- おむつ交換、着替えをして、パジャマをカゴに入れる
- 洋服の入っている引き出しの上に戻す
ポイントは、カゴを選んだり名札を付けたりシールを貼ったり、準備の段階からその子にさせることです。
後ほど失敗談もお伝えしますが、大人が選んでしまうと結局「私のカゴはこれじゃない」と洋服バトルからカゴバトルに話の中心が変化するだけになってしまいます。
自分が主体になることで100均のカゴが「自分で選んだ」「自分だけの」特別なカゴに早変わりです。
着替えのイヤイヤ ~対策前後の比較~
対策前
- そもそも着替えを拒否する
- 嫌なら自分で服を選ぶよう促すも、拗ねて引き出しに背を向ける
- やっと1人が服を決めても、もう1人が「私がそれ着る!」と喧嘩
- 時間が無くて親がイライラ、怒ってしまい子どもは余計に拗ねる
着替えに関する時間だけだと、恐らく2人で40分以上はかかっていました。そして大人もイライラして精神衛生上良くない時間でした。
対策後
- カゴを持つなり、「服を用意する」「自分の着替える服はこれ」と意識する
- パジャマや靴下が散乱しない
- 2人の着替えが混ざらなく、喧嘩が無いし大人も混乱しない
- 引き出しとぴったりサイズなので邪魔にならない
一番の改善点は「ネガティブな言葉があまり出なくなった」という点です。
昼寝をしそびれて機嫌の悪い時にはもちろん頑張れない時もあるけど、
それは子供だもん当たり前。という心の余裕ができました!
時間にしても、前日の用意に5~10分。着替えに至っては既に用意しているので、おむつなどアシストしてあげる部分はありますが、ほとんど自分でしてくれます。
結果的に着替え自体は2人合わせて20分ほど。前日の用意からトータルしても30分程度で収まります。一番気になる朝のバタバタは20分に収まるという、しーやん一家にとっては最高の方法でした。
着替えのイヤイヤ ~失敗談~
親が用意した入れ物
正直、成功するか失敗するかわからないものをわざわざ買うのもなぁ。なんて思って、家にある以前使っていた小さな洗濯ネットに名前を貼り、そこに服を入れる。という作戦をとりました。
最初2日間くらいはやる気を見せてくれましたが、あっという間に飽きてしまい「私これやだ」とネットに見向きもしなくなってしまいました。
ネットの選択、名前貼りを「しーやんがしてしまった」という点と、チャックが意外とひと手間なのかもしれないと思いすぐ辞めました。
枕元に翌日の服を用意する
まず寝相が悪い我が子たち。朝になったら畳んで置いた服はぐちゃぐちゃになり、日によっては服がどこかに行ってしまっていました。
そして、2人の服が混ざっていようもんなら「私がこれ着る!」「私が選んだの!」といらぬ喧嘩が始まります。
リビングのソファに翌日の服を並べる
寝る直前に翌日の服を用意する気分になってくれれば良いのですが、ちょっと早く気持ちが乗った時などはソファが使えなくなってしまいます。
本人たちが座りたい時は、並べていた服を平気で床に落とすので結局混ざって事件勃発。
着替えのイヤイヤ ~カゴ作戦を成功させるコツ~
自分だけのカゴを用意するだけで成功する可能性もあります。ですが、より成功率を上げるためのコツをご紹介します。
カゴ選び、名前付けを自分でする
自分で頑張って主体的に用意することで、自分だけの特別感を感じることができます。逆に言えば、相手のカゴには興味をあまり持たなくなります。
翌日の服を用意するタイミングを見つける
大人のタイミングで「じゃあ、明日の服を用意しようか。」と言っても、遊びに夢中になっていたり、服に興味の無いタイミングだとうまくいきません。どこかの流れの中で用意するタイミングを作ると良いと思います。
しーやんの家では、夕食後にシャワーを浴びてパジャマに着替える時にカゴを出すので、そこで「カゴをしまう前に明日の服を入れちゃおうか」と促します。
自分のカゴが目の前にある状況なので、かなり成功率は高いです。
カゴの置き場所は出し入れしやすく、服の収納近くにする
カゴを出して着替えたり、パジャマや翌日の服を入れてカゴを片付けたり。一連の流れを自分でできるようになると、徐々に習慣付いて自分たちのルーティンに入ってきます。
その時にカゴが出しにくい場所や、片付けにくい場所に置いてあると、段々面倒になって「お母さんやって~」になり、最終的には興味を持たなくなります。
そして服の収納近くにする事で、服の準備やカゴの片付けなど一連の流れをその場で完結させることができます。
我が家はこんな感じです↓
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サッとできるという点が子どもの集中力を切らず、完結できたという達成感を味わうことができて次につながります。
着替えのイヤイヤ ~まとめ~
ここまで着替えのイヤイヤ対策をお伝えしてきました。
- 自分専用のカゴを用意する
- 子ども自身でカゴを選ぶ
- 名前付けなども子ども自身でする
- カゴは出し入れしやすく、服の近くが良い
- しーやん家では10分短縮、精神面でも改善
我が家の場合はお互いに仲良くもあり、競争心もあり、という中で成長しているのでお互いが自分だけのカゴを持っていることに満足感があるようです。
その子の性格によっては、この作戦が成功するかはわかりません。でも、何かしらの解決方法はあるはずです。
「主体的」「満足感」「一連の流れ」など、方法は違えど共通する点はあると思うのでぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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